CSS Nite in Ginza Vol.29 『伝わる文章で築く、ナイスなウェブコミュニケーション』

CSS Nite in Ginza Vol.29 『伝わる文章で築く、ナイスなウェブコミュニケーション』

Posted on 06. 1月, 2009 by kazumissimi in Studies

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先日、12月18日に、CSS Nite in Ginzaに参加して参りました。
もう昨年の事になってしまいますが。。

CSS Nite in Ginza, Vol.29

当日のプレゼンデータPDFや、音声は、CSS Niteのサイトにて公開されておりますので、興味のある方は是非、ダウンロードしてみてください。

CSS Nite in Ginza, Vol.29のプレゼンデータ(CSS Niteのサイト内)

CSS Niteとは、Web制作に関わる方のための、セミナーイベントです。
「Web制作者にとって有益であろうトピック」という広いくくりでトピックやスピーカーを選定しており、定期的に様々な場所で、行われています。

今回は、スピーカーに 矢野りんさんを招き、

『伝わる文章で築く、ナイスなウェブコミュニケーション』
という題名でのセミナーでした。

  • 矢野りんさん
    デザイナー/コピーライター
    Webサイトデザインや、デザインに関する執筆活動を行っている方です。
  • 著書
    「Web レイアウト・セオリー・ブック」
    「デザインする技術」
    「スタイルシート・デザインXHTML + CSSで実践する Web標準デザイン講座」など
  • Blog
    『ものづくりにっぽん』

今回の矢野りんさんのプレゼンでは、タイトルでもお分かりの通り、伝わる文章の書き方。誰でも出来る、伝わる文章の作り方のお話でした。

Webサイトには、シンプルかつ、わかりやすい表現が、常に求められています。

その理由として、Webというメディアでは、紙媒体やテレビなどの、他のメディアとは異なり、

  • 情報の作り手と受け手(閲覧するユーザ側)の間での直接的なコミュニケーションが成立しやすいメディアである事
  • 基本的に誰でもアクセスする事ができる、オープンなスペースである事
  • 大人数が同時に様々な情報の発信や情報の交換をできる事

主に以上の事が挙げられると思います。

この様に双方向性の高いメディアである『Web』には、予めユーザの誤解を招く事を避ける為にも、わかりやすい文章、読みやすい文章である事が非常に求められていると思います。

『顔の見えない接客業』と言うのもなんだかおかしな例え方ですが、情報の作り手である『接客する側(おもてなしする側)』と、ユーザ『接客される側(ゲスト)』同士。
お互いの顔が見えないからこそ、細心の注意と気遣いと思いやりを、サイトの至る所にちりばめておきたいですよね。

重要性がわかっていても、実際のWebサイト制作業務で、クライアントからの原稿をチェックし、リライトしたりする事はなかなか難しいかとは思います。

「え~、そこまでやんなきゃいけないの?」
という方ももちろんいらっしゃると思います。

しかし、ここまでしないといけない時代はもう来ています。

紙媒体で使用している文章を構成しなおさず、Webでの展開時に、そのまま紙媒体で使用していた原稿を流しこんでは、使用出来ないものだと感じています。

全く特性の違う、『Web』というメディアと『紙媒体』というメディアなのに何故同じ文章で賄えるのでしょうか

この様な事も全て含めて、はじめて、見積書に『設計』や『構造』『構成』という文字を使えるのではないでしょうか。

この矢野りんさんのセミナーを通じて、痛感いたしました。
自分の働き方への再検討のチャンスにもなって、すごくためになる経験でした。

とはいえ、他の会社の皆さんは、どの様にこのような課題をクリアされてるんでしょうか。。。
正確かつ、効率的なワークフローの確立って、やっぱり永遠のテーマなのかなぁ。。。

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