新しいキャリアを見つけるための型破りな9つの戦略
Posted on 03. 8月, 2009 by kazumissimi in Diary, Review
2009年2月の終わり。
不況不況といいながらも、仕事では色々と影響がある案件もチラホラありましたが、なんとなく他人事のように毎日を過ごしていた時。
「派遣切り」や、「正社員切り」なんて言葉も様々なメディアを騒がせました。
いつもと何も変わらない毎日の中での突然の出来事。
親会社の倒産、100%子会社である、在籍している会社の存続問題。そして、大幅な人員削減。
日々、まわりで、様々な事がありました。
とても、ここでは伝えきれません。
今の私の年齢で、今のこの時代で、この時期で。
聞きたくない事、知りたくない事、見たくない事もありました。
頑張り続けていると、やっぱり疲れてしまいます。
私自身も、強がったり、開き直ったり、ポジティブに保つ事ができなくなり、人を恨みかけたり、時にはあたったりする事もありました。
2月から早いもので、もう6ヵ月が経ち、ようやくこの話は、様々な方向へ収束しようとしています。
この6ヵ月。
終わってみると、体感的にはすごく早い6ヵ月でしたが、精神的にはものすごく長い6ヵ月でした。
様々な事があった中、同じ会社に在籍していた、現在の会社の社長がこの本を教えてくれました。
色々な方向へ、自分自身の迷いや考えが向いてしまう中、道を明確にしてくれる、そんな存在になった本です。
<新しいキャリアを見つけるための型破りな9つの戦略>
- 行動してから考える。行動することで新しい考え方が生まれ、変化できる。自分を見つめても新しい可能性は見つけられない。
- 本当の自分を見つけようとするのはやめる。「将来の自己象」を数多く考え出し、そのなかで試して学びたいいくつかに焦点を合わせる。
- 「過渡期」を受け入れる。執着したり手放したりして、一貫性がなくてもいいことにする。早まった結論を出すよりは、矛盾を残しておいたほうがいい。
- 「小さな勝利」を積み重ねる。それによって、仕事や人生の基本的な判断基準がやがて大きく変わっていく。一気にすべてが変わるような大きな決断をしたくなるが、その誘惑に耐える。曲がりくねった道を受け入れることだ。
- まずは試してみる。新しい仕事の内容や手法について、感触をつかむ方法を見つけよう。いまの仕事と並行して実行に移せば、結論を出す前に試すことができる。
- 人間関係を変える。仕事以外にも目を向けたほうがいい。あんなふうになりたいと思う人や、キャリア・チェンジを手助けしてくれそうな人を見つけ出す。だが、そうした人をこれまでの人間関係から探そうと考えてはいけない。
- きっかけを待ってはいけない。真実が明らかになる決定的瞬間を待ち受けてはいけない。毎日の出来事のなかに、いま経験している変化の意味を見出すようにする。人に自分の「物語」を実際に何度も話してみる。時間が経つにつれ、物語は説得力を増していく。
- 距離をおいて考える。だがその時間が長すぎてはいけない。
- チャンスの扉をつかむ。変化は急激に始まるものだ。大きな変化を受け入れやすいときもあれば、そうでないときもあるから、好機を逃さない。
出典:
「ハーバード流 キャリアチェンジ術」
原出版/Harvard Business School Press
著者/Herminia Ibarra
訳者/宮田 貴子
監修・解説/金井 壽宏
この9つは、著者であるHerminia Ibarraが、基本方針から導き出した、「新しいキャリアを見つけるため」の9つの戦略。
この9つの戦略を見るだけでも、いろいろと気づく点や気付かされる点がある方もいらっしゃると思います。
キャリアについて、いろいろとお悩みの方って多いんじゃないかな。。
どのようなキャリアパスを描いて、自分の持つゴールに到達するか。
そのキャリアパスを描くうえで、では、どう進んでいけばいいのか。
ちょっと迷ってしまったとき、読んでみてはいかがでしょうか。
少し、「道」が明確になるかもしれません^^
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