自分への挑戦、新たなスタート。
Posted on 28. 4月, 2011 by kazumissimi in Diary
ご存じの方も多いですが、2010年12月を以て、前職の中国大手の検索サービスであり日本でも2007年から検索サービスを展開するBaidu Japanを退職し、2011年2月より1-10designという制作会社にてデザイナーとして新たなスタートを切りました。
「あたしデザイナーになる」と物心ついた頃から信じ続けて気がついたらもう28年。
いわゆる”Web業界”に入って約5年も経っていることに自分自身でもビックリ。
転職のきっかけ
制作会社在職時、Webサイトリニューアルの打ち合わせやプレゼンテーションを通じ、うまくお客さんを導けない・そして説得できない自分が本当に課題でした。
お仕事を発注して頂いている=お金を頂いてお仕事を受注している
受注している以上、やはり「プロ」でありたい。
また、お客さんも「プロ」だから私達に発注してお金を払ってくれている。
お客さんの持つ課題を抽出して、きちんと出来る限り解決案を導き出し、サポートさせていただきながら一緒にお客さんのWebサイトというインターネット上での人柄を確立させていきたい。
いつもそのような意識を持っていながら、この課題に対してはこういう施策がいい、こういう訴求の方法がいいなどと解決策を持ちながらもなかなか上手くお客さんを説得できず、導けないのが本当に悔しかった。
でもやっぱりそれって、経験やデータ、分析だったり納得させる資料だったり。
“より説得力のある可視化された何か”なんですよね。
それがきっかけで、IAやUXと呼ばれる知識を深く学んだり、デザイン以外の分野でもどのような技術が存在するのか、何ができるのか等を自己流で学び始めました。
その後、IAとしてECサイトのコンサルティング業務に関わり、より深く、そしてより上流からネット業界を見てみたいとBaidu JapanのUXを行う部署にデザイナーとして入社したのが確か2009年。
1年という短い期間でしたが、本当に仲間に恵まれ、様々な経験ができました。
今は皆それぞれ別の会社で働く仲間ですが、働く場所が離れた今でもよく皆で集まってわいわい語る良い友達であり、戦友です。
入社早々、Baidu TypeというIMEの開発立ち上げメンバーとして関わったり、検索サービスのスマートフォン版の開発に関わったり。スマートフォン版のリリースは、私の退社日にリリースするというかなりバタバタなスケジュール(笑)
いや〜、リリースできて良かった!(笑)
- 幼少期から油絵や陶芸を習い、
- 高校時代は日本とアメリカで美術を学び、
- 帰国後、大学では空間や建築という自分自身の住んでいる空間をデザインするという規模の大きいデザインに興味を持ち建築学科に入学。イタリアにもインテリアデザインを学びに。
- 帰国後、イタリア在学時にFlashでプレゼンテーション資料を作ったりしていた経緯から知り合いのIT会社に就職
- 営業、ディレクション、デザイン、事務など一式一人でこなさなければならない環境で鍛えられ、
- 印刷会社が母体となるneoCORTEXという制作会社にてより本格的にWebについて学び、
- Baidu Japanで自社サービスや検索というより上流の現場やより深いUIやUX関連について考える事が出来、
- 新たなスタートを切ろうと1-10designへ
さてさて、色々あるアタシの人生、どうなるかなー。
でも、このまま自分なりの道をきちんと見いだして進んでいきたいと思っています。
1-10designでのこれから、新たなスタート
自分なりにIAだったりUXと向き合って来て、気づいたこと。
きちんと情報が整理されたサイトってすっごく大事。
きちんとお客さん(ここではサイトに訪れるユーザーを指しています)を目的の場所に導いてあげるのもすごく重要。
そのために、色々とドキュメントに向き合ったり、調査をしたり、数字を取ったり。
それもものすごく重要。
でも、やっぱり「感情」だと思うんです。
人と人の実際のつきあいも同じように、例え企業のWebサイトであれ、その企業の「人」であることには変わりない。
各企業それぞれに営業スタイルもあれば、性格もあります。
もっともっと各企業やそれぞれのサイトの持つ「性格」を表現して、「感情」や「ココロ」でお客さんと接するべきだと私は思うんです。
そして、そういうサイトをつくりたい。つくっていきたい。
それって、「デザイン」のチカラでしか出来ないことだと思うんです。
人によって「デザイン」という言葉のとらえ方は異なりますが、私はそれが「デザイン」だと思う。
その「デザイン」の中には、インタラクションデザインも、グラフィックデザインも、ビジュアルデザインも、みんなみんな含まれていて。
今まで少しロジカルなWEB方面のデザイナーだった私にとって、そういう意味の「デザイン」はまだまだ学ぶ部分がたくさんあるって気づきました。
そこで色々と考えた末、型にとらわれない様々なクリエイティブを世の中に創出している 1-10designに入社する決意をしました。
でも、ワンテンは今までプロモーションを軸にFlashをベースとしたクリエイティブの会社。
きっと、今までほぼHTMLの企業サイトメインのWeb畑で育ってきた私には、すごく違った環境になるだろう。
今まで私の持ってきた考え方や、働き方とは違うだろう。
今まで勉強してきたIAや分析の知識などはきっと必要とされないだろう。
少し今までと違った環境になることによる不安はありましたが、別に今までやってきた内容は消えないし、仕事でやらなくても自分自身で勉強してけばいい。
逆に、全く新しい環境に飛び込めるのはきっと20代のうちだけ。
そんな決意の上で、 1-10design(通称ワンテン!)に新たなキモチで入社しました。
しばらくはクリエイティブの中枢になっている京都本社でがんばります。
どんな結果がでるかわからないし、でもいいUXをもっともっと表現出来るようにするためには、ちょっと頑張ってみます。三十路前に(笑)
そんな遅ればせながらの転職報告でした!
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05. 8月, 2012
(´・ω・`)海外で働くってどんなんだろうな 想像できない